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食品工場で外国人材を受け入れる際の衛生管理チェックリスト|HACCP対応も安心に

2025.05.23

食品加工業界において、特定技能外国人などの外国人材は欠かせない戦力となっています。一方で、受け入れる側の企業にとっては「衛生ルールが伝わるのか」「HACCPに対応できるのか」といった不安も多いのではないでしょうか。
本記事では、外国人材を受け入れる食品工場が、HACCP基準を満たしながら安心して活用するための衛生管理チェックリストを紹介します。
言葉や文化の壁を乗り越えるための工夫も併せて解説します。
【目次】

1. 外国人材の衛生管理における課題とは?

外国人材に衛生ルールを理解・実践してもらう上で、主に以下の3つの課題が挙げられます。


【言語の壁】

ルール説明や掲示が日本語中心で伝わらない


【文化的な違い】

衛生に対する感覚・慣習の違い


【指導体制の未整備】

OJT任せで人によって教え方がバラバラ

これらを放置すると、せっかく採用した外国人材がルール違反となり、HACCPの監査や取引先との信頼問題につながりかねません。

2. HACCPにも対応!衛生管理チェックリスト【導入編】

導入時に押さえておきたいポイントは以下の通りです。


【多言語対応のマニュアル作成】

・自国語で後輩外国人に説明できるケースもあり、教育工数の削減に
・母国語(例:ベトナム語、ネパール語など)に対応した衛生ルール説明書を配布
・作業別のピクトグラム入り資料で視覚的に理解しやすくする


【事前研修とテストの実施】

・初出勤前に「衛生研修(1時間程度)」を実施
・テストで理解度を確認し、未理解部分は個別フォロー


【衛生ルールの掲示】

・作業場・更衣室・トイレなどに多言語の注意書きを常設
・「手洗い手順」「異物混入のNG例」などはイラスト付きで掲示


3. 現場で使える!衛生管理チェックリスト【運用編】

日々の運用で気をつけるべきチェックポイントを以下にまとめます。


【出勤時チェック】

・爪・髭・体調のチェック(確認シート活用)
・マスク、帽子、制服の着用状態確認
・手洗い・消毒の実施確認(責任者が立ち会う)


【作業中の確認】

・私語・携帯の持ち込み禁止の徹底
・落下物(ピアス、ペンなど)の持ち込み制限
・食材に直接触れる作業者の手袋・衛生状態の確認


【定期的な再教育】

・月1回の「ミニ衛生講習」実施(5~10分でOK)
・翻訳アプリや動画教材を使った説明方法も効果的


4. 定着と安全の両立に向けて

衛生管理はルールだけではなく、「なぜ守るのか」という背景理解が重要です。
外国人材が納得して行動できるよう、以下のような工夫を行う企業も増えています。

【母国語対応スタッフの配置】

ベトナム語などで質問できる環境を整える


【リーダー的存在の育成】

理解度の高い外国人材をチームリーダーに昇格し、他の外国人に伝達してもらう


【褒める文化の導入】

清潔な作業やルール順守を評価・表彰することでモチベーション維持


5. まとめ

HACCP対応をクリアしつつ外国人材を受け入れるには、「日本語で説明して終わり」ではなく、文化や言語の壁を越える“仕組み”を作ることが成功のカギです。 衛生教育を仕組み化し、「伝える」から「伝わる」体制を整えることで、現場の安心・安全はもちろん、外国人材の定着・成長にもつながります。 ぜひ、今回ご紹介したチェックリストを参考に、外国人材を安心して受け入れられる体制を整えてみてください。

「特定技能外国人の定着に悩んでいる」「サポート体制を見直したい」という企業の皆様はアドミックにご相談ください。経験豊富なコンサルタントが、貴社の課題に応じた最適な採用プランをご提案いたします。


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